勢いにまかせて思考の垂れ流し #001

東京オリンピックのボランティアにメダルを贈呈する案が浮上、というニュース。最初の反応は、「え?その金を使って交通費なり日当なり出せないの?」と思った。けど、結局これはボランティアに参加するつもりがない人が、叩くのに都合の良いネタを見つけて叩いてるだけだなって考えが変わった。ツイッターでこのニュースに関して言及しているツイートを見ると、ほとんどが「意地でも金出したくないんだな」とか「自分らは(森喜朗さんを念頭に置いてると思う)涼しい部屋で優雅に鑑賞するのに無償ボランティアは東京の炎天下の中で奴隷のようにこき使われる」とかいう反応が多い。自分もそう思っていたことは正直に言おう。けど、それでも東京オリンピックにボランティアとして参加したいという人は確実に存在する。あと2年弱あるしそれに向けてお金を貯めれば大丈夫という人もいた。そこまでしたいか?って叩かれる意見かもしれないけど、そこまでしてでもやりたいってことだよね。次に展開されるのは今の日本で幅をきかせている「自己責任論」。自分で決断して参加をしたんだから熱中症になってぶっ倒れても自分の責任だよね、だからそんな人のために税金を使うなよ?と。こういう展開が容易に想像できる(とくにツイッターなどSNSで)。ちょっと前だったら多分自分もこういう論調に与していたと思うけど、ちょっと前から変わりつつある。自分がもしオリンピックのボランティアに参加するとしたらどうするか。今からお金を貯める。会社に「オリンピックのボランティアに参加したいので休ませてください」と宣言をする。ボランティアに参加するつもりがない人があーだこーだいうのはおかしいのかもしれないなって、自分でこんなことを思うようになったのは自分でも驚いている。けど、それでもボランティアに参加したい、そう思うのがボランティアなんだろう。