断捨離ってすっきりするものよね。

院生時代までに買った経済学の専門書をほぼすべて買取に出した。Mas-colellやvarianのミクロ。D.RomerのAdvanced Macroeconomics。Fujita, Krugman and VenablesのThe Spatial Economy - Cities, Regions, and International Trade - の邦訳版、その他、Econometrics(Hayashi先生とか)の本。院のコアコースで必要とした本、学部生の時に背伸びして買った本、など。研究者目指して院進学したけどチャンスをつかみ取れず、もう自分の人生で必要になることはないんだなってずーっと思ってたけどなかなか売りに出すことはできなかった。修士修了で大学を出て今の会社でもう丸々5年間を過ごそうとしている。正直一度もこれらの本を開くことはなかった。業務に全く必要じゃない。もっと早く売ろうと思えば売れたはず。だけどなんでだろうね。売れなかった。院を出てからは実家に戻ることもなく、関東と関西を転勤で行き来していたので、転勤のたびにわざわざ見ることもない本を引っ越しさせていたことになる。空気を運んでいるのと同義だろう。

 

もう今更アカデミックの世界に戻れるなんて思っていない。思ってはいないんだけど、どうしても捨てられなかった。元カノからもらったものはいくらでも捨てられたのに。